昨日の続きです。
煙突には一重のシングル煙突と、二重煙突があります。
シングル煙突は熱をそのまま内外に伝えます。煙の熱を煙突の外に、逆に煙突の外の温度の影響を受けやすいので外部などに使うとドラフトの低下と結露を発生させます。これがタール等が付く原因の一つです。
二重煙突は煙突の内外の熱を伝えにくくするための物です。煙の熱を煙突の外に出せない建物を貫通する部分や、外気温に影響を受けないよう外部に使います。
この二重煙突には、断熱性能を高める事で機能性と安全性を兼ね備えた断熱二重煙突(2枚の鋼板の間に断熱材が充填された)があります。シリカ等砂状の物や繊維状の断熱材を充填した物等、性能や金額にそれぞれ差があります。そして当然ですがそれらの物は重量があり、しっかりした施工をしないと後々大きな問題になります。
結構な重量になる煙突ですが、これらは下から(ストーブから)積み上げていくというよりも、途中途中の壁にしっかり固定して吊り下げてくるという感覚です。特に横引きがない形状の煙突は、天井~屋根の貫通部分に不燃材で囲った箱状の中に通すのですが、その中で固定して上から吊り下げてきます。
一番下にスライドできる煙突をストーブのすぐ上ぐらいに組み込めばそこで煙突を外し、下からブラシを入、掃除ができます。先日メンテナンスの時に話した下から掃除をするというのはこの事です。
この時、ポリ袋等で煙突の下を包んでしまえばそのままスス等が袋に入ります。ちなみにこの掃除のための専用の袋がモンベルさんとファイヤーサイドさんの共同開発で販売されています。
そのような重要なパーツである煙突は、実際どれくらい費用が掛かると思いますか?。
薪ストーブ本体が50万円ぐらいの場合、2階建てで50万円~70万円(形状にもよりますが)ぐらい必要です。ストーブ本体よりも高い!、本当ですか?と・・・。本当です!。
これぐらいの予算を見ていただいて、煙突の形状に無理がなければ、快適で安全な薪ストーブライフ(着火・燃焼・メンテナンス)を楽しんでいただけます。 後は薪がしっかり乾いていれば・・・ですが。
